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スカイマークの倒産理由は?なぜ今、民事再生法適用なのか?

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スカイマークがついにバンザイ、倒産へ



経営再建に向けた交渉をJALや全日空と続けていたスカイマークが、ついに民事再生法を適用したことがわかりました。

再生を前提とはしていますが、これはいわゆる倒産。

スカイマークは、独立系の格安航空会社として日本の航空運賃の引き下げに大きな貢献をしてきただけに、今回の倒産発表は非常に残念です。

現時点ではスカイマークの運行に影響はない模様なので、予約している場合も特に支障はありません。



スカイマークの経営が大きく傾くきっかけになったのは、エアバスの最新旅客機A380機の購入契約を白紙撤回したこと。

このA380機は、一機420億円(カタログ価格)とも言われます。

スカイマークは6機の投資計画を約1900億円としていたので、300億円超のドデカイ投資だったわけです。

この購入契約撤回に対し、200億円とも400億円とも推測される違約金をエアバスに対して支払わなくてはならなくなり、どのように対応するのかが注目されていました。



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エアバスA380機は燃費がとても良い上に、総2階建で乗客がたくさん乗ることができるのが最大のウリ。

原油高騰で大手航空会社がこぞってA380機の導入を決める中で、「乗り遅れまい」と勇んで購入契約を結んだのが仇になってしまいました。

スカイマークはエアバスのA380の購入を決めた時点での思惑が外れ、いわば「大きな賭けに敗れた」格好。

賭けに敗けた責任を民事再生法という形でとるわけですが、どうしてこんなことになってしまったのかと釈然としない思いもありますよね。

スカイマークの1月28日の株価は317円。時価総額では289億円の価値があるわけなのですが、それが一瞬にして吹き飛んでしまうことになります。

スカイマークを応援したいと思って株式を保有していた人たちは、怒りで腸が煮えくり返っているに違いありません。

スカイマークは、整備を十分に行わないまま飛行するトラブルが数多く報告されていて、危険な兆候はなかったとも言えないわけですが、株主の無念は計り知れませんよね。



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今回のスカイマークの倒産(民事再生法適用)によってエアバスの違約金問題がどのように動いていくのかがとても気になるところです。

まさか、エアバスの違約金を逃れるための計画倒産?ということでもないでしょうが、再建をする上でエアバスの違約金は避けては通れないわけで、、、


国土交通省がスカイマークの救済にあまり乗り気でないように見えたのが、ちょっと気がかりでは有ります。

JALが救済するのか、全日空が救済するのかわかりませんが、空の安全を脅かすような事態にだけはならないことを祈っています。



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