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東洋ゴム 免震ゴム偽装・データ改ざんで対象建物55棟の戦々恐々

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東洋ゴムが、建物の揺れを抑えるための免震装置に使用される免震積層ゴム(以下免震ゴム)の性能を偽装したことが発覚しました。

データ改ざんにより偽装された免震ゴムは、本来必要となる免震性能を持たないため、すべて違法建築扱いとなってしまうそうです。

東洋ゴムの免震ゴム製品の一部製品だということですが、対象建物は55棟にも及んでいて影響が広がる懸念が出ています。


免震ゴムは、大規模な建物の地下部分に設置されるもので、地震による地面の揺れを建物に伝わらない機能を果たすもの。

東洋ゴムの免震ゴムが使用されている55棟の対象建物は、現在耐震基準を満たしていない状態ということになります。

あまり悪いことは考えたくないのですが、大地震が起こった際に建物が倒壊する危険があります。


監督官庁である国土交通省は、東洋ゴムの免震ゴムの認定を取り消すと同時に、対象建物の安全性について東洋ゴムに確認を指示した模様です。

(3月14日時点では、対象建物55棟の具体的な建物名は公表されていません)


データを改ざんして免震性能を偽装した東洋ゴムに対して、安全性の確認を指示するなんて

「どんな冗談か??」

と思いましたが、どうやら冗談でもなさそうですね(苦笑



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東洋ゴムの調査の結果は、

「ただちに危険とは言えない」

という結果になるものと想定されます。


とはいっても、違法状態の免震ゴムを放置するわけにもいかず、他社の免震ゴムに取り替える必要があります。

対象建物を「取り壊す」とか「退去する」とかの不安が出ているみたいですが、そんな心配はないそうです。

もともと免震ゴムは耐用年数が決まっているもので、交換ができるような設計になっているからです。

(当然、免震ゴムの交換費用は東洋ゴムが負担することになるはずです。)


対象建物の55棟のなかには、マンションだけでなく庁舎や病院も含まれているそうですが、建物の利用者が特段不安になることはないと思います。


東洋ゴムの免震ゴムだけでなく、以前にも姉歯事件で耐震偽装が社会問題になりましたよね。

地震に備えるためにさまざまな対策をしなければならないなか、耐震・免震などであくどい儲けを企むのは謹んでもらいたいものです。



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