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黒田日銀総裁の円安牽制発言の真意は?逆バズーカはヘッジファンドとの宣戦布告?

6月10日、日銀の黒田東彦総裁が衆議院財務金融委員会で

「ここから更に円安はありそうにない」

と発言したことが報道され、円相場がほんの数分で1円50銭以上も急騰する事となってしまいました。

「黒田バズーカ」と呼ばれ、黒田総裁の発言によりこれまで2度の円安の大相場を演出してきたわけですが、今回は逆バズーカとなる円高バズーカとなってしました。

これまで超金融緩和政策を推進し、円安・株高の中心的な役割を果たしてきた黒田総裁の突然の円安牽制発言に肝を冷やした関係者も多かったのではないでしょうか?

6月に入って、ヘッジファンドがさらなる円安を狙うポジション構築を進めているという噂が出ていましたので、こうしたヘッジファンドに対しての警鐘の意味もあったのかもしれません。

しかし、125円を超えたところでの黒田日銀総裁の円安牽制発言は、130円とかそれを超える円安を望んでいないことは明らかです。



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良い円安・悪い円安

という議論があり、日本経済にとって都合のいい円安の水準で相場が動いているうちはいいのですが、

一定の水準を超えて円安が進むと、今度は一気に「日本売り」という悪い円安に進むのではないかという懸念する向きが多いです。

黒田総裁も出口の見えない金融緩和政策を行っていることは百も承知なので、この政策の隙を突くようなヘッジファンドの円安攻撃には神経を尖らせているのでしょうね。

今回の黒田日銀総裁の逆バズーカ発言で、一旦は急激な円安の動きが止まるかもしれませんが、遠からず次なるヘッジファンドの円安攻撃が始まる可能性が高いです。

悪い円安を招かないためにも、黒田総裁には頑張ってもらいたいと思いますが、今後のヘッジファンドとの戦いからは目を離せませんね。



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