桂米朝 肺炎のため死去 枝雀、ざこば、南光ら悲しみにくれる米朝一門
桂米朝さん死去、死因は肺炎
桂米朝さんの訃報が飛び込んできました。
人間国宝として上方落語の発展に力を尽くした桂米朝さんがお亡くなりになりました。
享年89歳でした。
戦後に風前の灯となっていた上方落語を研究しつくして、現在のような人気を博する芸能に復興した立役者と言われる桂米朝さん。
米朝一門と呼ばれる桂米朝さんの門下には、桂枝雀さん、桂ざこばさん、桂南光さん、月亭八方さんなど、そうそうたる大阪の噺家さんたちがいらっしゃいます。
桂米朝さんのお弟子さんと、そのまたお弟子さんを合わせると200名を超える大所帯だというから驚きですよね。
単に落語が上手だというだけでは、米朝一門がここまで大きくはなっていないはずです。
桂米朝さんの落語に対する探究心と、弟子に対する愛情溢れる指導があったからこそ、今の上方落語の復興の夢が叶ったのではないでしょうか。
「上方落語の中興の祖」と桂米朝さんが称される所以でもあります。
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こうした功績を認められ、1996年には人間国宝に認定されているほか、2009年には文化勲章を受賞されました。
これは演芸界では初めての受賞だということで、話題になったことを記憶しています。
89歳で肺炎で死去された桂米朝さんですが、晩年は病魔との戦いを強いられてしまいました。
2009年3月には脳梗塞と診断されてしまい入院生活を送られたこともあったのですが、幸い大事には至らず再び高座で落語を演じておられました。
肺の病気との付き合いも長かったようで、2013年に肺炎で入院。そして今回も肺炎が悪化してしまったことが直接の死因と報じられています。
人間国宝として、命を賭けて落語に取り組まれた桂米朝師匠の落語がもう見られないと思うと本当に残念です。
現在はDVD等が発売されていて、手軽に桂米朝さんの落語に触れることが可能なのでチェックしてみようと思います。
桂米朝さんのご冥福をお祈りします。
2015-03-20 00:00
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