電通が早期退職300人募集の怪 裏にはテレビ凋落の暗い影が・・
あの電通が、なぜ今、早期退職なのか?
アベノミクスで大手企業を中心に景気の回復が報じられる中にあって、業績好調はずの電通がなぜ今早期退職を始めるのでしょうか?
電通と言えば日本の広告代理店の最大手企業。
世界の広告代理店の中でも5位にランクインするほどの超巨大企業です。テレビCMのほとんどのシェアを握る広告業界のガリバー的存在として、絶対的な地位を築いている会社です。
電通は、社員の収入が非常に高い事でも有名ですよね。
合コンしたい会社ランキングなどでは三菱商事などの大手商社やテレビ局などと肩を並べるほど。
さらには、大学生の就職先人気ランキングでも、必ずベストテンに食い込んでくる、言わずと知れた人気企業でもあります。
そんな電通が今回300人もの社員の早期退職を募集したということで、何か変だなと思いませんでしたか。
電通の早期退職募集からはテレビの凋落ぶりが窺えるのか?
電通が早期退職を決断するに至った、何か要因があるはずです。
最近テレビ離れが進んでいる、とよく言われていますが、「確かに」と思うことがたた有ります。
あまり面白いテレビがなくて、あまり興味をそそられないんです。どの番組も似たような製作会社が作っていて、1つ番組が流行るとすぐその真似をしていて裏番組を作る。
そんな「手抜き」が視聴者に飽きられているのは間違いありません。
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インターネットやゲーム、さらにはYouTubeやニコニコ動画など、テレビ以外の楽しみを見つけてしまった人もたくさんいるでしょう。猫も杓子もテレビを観る、という時代はもう来ないのです。
これまでのテレビに主眼を置いた電通の戦略も大きな転記を迎えていうるのではないかと推測しています。
ネット広告界の神 Google にはさすがの電通も敵わない
インターネット広告の世界では、世界トップのGoogleがほぼ独占的に広告を押さえて、電通といえども他の広告代理店と何ら差別化ができていないのが現実です。
そんなメディア戦争の裏側を垣間見るような今回の電通の早期退職。
電通の発表によると、正式には「特別早期退職優遇制度の実施」ということでニュースリリースが出されています。
通常の退職金に加え、特別優遇加算金を支給してもらえるといういうことなので、このあたりは、さすがに優良企業の電通だけのことはあります。
電通の早期退職の対象者は、50歳以上の方ということですが、電通を辞めた優秀な人が人たちが、インターネット業界に新規参入してくれて、インターネットをますます盛り上げてくれるのでは?と私は密かに楽しみにしてます。
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2015-01-09 00:57
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