大勝軒の大将 山岸一雄さんが死去 つけ麺ブームの生みの親の訃報にラーメン業界が涙
大勝軒の創業者である山岸一雄さんが死去されました。享年80歳。
大勝軒といえば泣く子も黙るつけ麺の名店です。
池袋のサンシャインシティのほど近くの東池袋に店舗を構える大勝軒は、山岸一雄さんのつけ麺を食べるためにいつも長い行列ができていたものです。
「大勝軒といえばつけ麺」
「つけ麺といえば大勝軒」
というほど、つけ麺の代名詞的な存在だった大勝軒は、多くの若者が山岸一雄さんの味を求めて修行した店でもありました。
山岸一雄さんのつけ麺に魅せられた若者たちが、近所の小さなアパートに住み込みでつけ麺づけの修業の日々を送っているドキュメンタリー番組を観たことがあります。
厳しくも温かい山岸一雄さんは、大勝軒の従業員たちに全身全霊でつけ麺の匠の技を伝授していたのです。
そんな山岸一雄さんの指導者としての一面を証明するのが、全国各地に暖簾分けされて開業している数々の大勝軒。
大勝軒を巣立ってラーメン業界に羽ばたいていった弟子たちは、100人をくだらないとも言われていますね。
スポンサードリンク
そんな大勝軒で育ったお弟子さんたちが、さらにラーメン職人を生み出していることを考えると、本当に多くのラーメン店が大勝軒の影響を受けているはず。
まさに、日本のラーメン文化、つけ麺文化の功労者的な存在が山岸一雄さんだったといえるのです。
店舗の立退きなどもあり、晩年は第一線を退いて、お弟子さんの一人に別の場所にオープンした大勝軒を任せていた山岸一雄さん。
彼の目には、いまのつけ麺人気がどのように映っていたのか、とても興味深く感じてしまうのは私だけではないはずです。
私達が美味しいつけ麺を手軽に食べられるようになったもの、大勝軒の山岸一雄さんがいたからだと思います。
そんな感謝の気持ちを忘れないようにしないといけませんね。
山岸一雄さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
スポンサードリンク
2015-04-01 22:04
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0